こあら通信

こあら通信 Vol.4

虫歯と全身病

 

 

歯が痛んでも忙しかったりしてついつい放置してしまうことはありませんか?

虫歯や歯周病等の歯の病気にかかると、痛んだり、化膿したり、最終的には歯を失うことになります。食べ物が噛めない、見た目が悪い話しづらい等の口の中の症状はどなたにもよくわかりますが、歯が原因となり全身のさまざまな病気が生じたり、悪化させたりすることも知っておく必要があります。

虫歯や歯周病で歯を失い、歯が移動することで上顎と下顎の咬み合わせが悪くなります。不正な咬み合わせは下顎を動かす左右の筋肉のバランスを崩し、顎関節の働きに障害を起こし、結果として脊髄の不正彎曲や、長い間には顔の変形までも引き起こします。

これに関連して現れることのある症状に、頭痛、手のしびれ、腰痛などがあります。さらに不眠症などに影響するとも言われています。

虫歯や歯周病に関係するバイ菌が全身に与える影響も見逃すことができません。一般に蓄膿症と呼ばれる慢性上顎洞炎で膿のたまる上顎洞は、歯と根と解剖学的に近い位置にあります。このために、遊行した虫歯の菌が原因となった蓄膿症がかなりあると考えられています。

虫歯に関連したバイ菌やそのバイ菌が作る物質が血液の流れを介して他の臓器に達することにより心内膜炎や慢性または急性の腎炎を起こすことは良く知られています。その他には扁桃炎、角膜炎、中耳炎なども虫歯や歯周病の原因菌により起こることもあると考えられます。虫歯や歯周病を治療したことで、それらの疾患も治り快方に向かったという例があります。

その他にも歯周病が危険性を高めるものに肺炎、糖尿病、低体重児出産早産や動脈硬化等があります。

その他には虫歯の治療に用いた金属が原因で起こる金属アレルギーや扁桃炎が主な原因と考えられる手や足の掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)も虫歯や歯周病の原因菌との関係が疑われています。

歯も全身を構成する重要な臓器の一つです。

糖尿病などの全身病が菌に与える影響も大きいこともあわせて、虫歯や歯周病等の感染症はしっかり治しておく必要があります。

ページトップへ