こあら通信

こあら通信 Vol.18

歯並び咬み合わせは全身の健康に影響します No.1

 

いわゆる悪い歯並び、例えば見た目の問題はもちろんですが、前歯がすいていたり奥歯で噛めないなど、そういう状態が長期間続くと、

歯も磨きにくい状態なので、毎日の食事を美味しく食べられないということもありますし、虫歯・歯周病のリスクがまず上がります。

また、例えば軟らかいものしか食べないとか、自分の食べやすいものしか食べないなどの偏食傾向が、早食いや肥満傾向につながります。

さらに、虫歯や歯周病にかかりやすいので、歯が無くなるリスクが高くなります。

特に歯周病菌が全身に及ぼす影響が問題になっています。

歯周病菌が歯ぐきの血管から体の隅々までいきわたるので、ときとして心内膜炎・狭心症・心筋梗塞・骨粗鬆症・認知症・がんなどに関係すると次々に報告されています。

糖尿病のケースで、歯周病菌がインスリンの効果を抑制してしまい、糖尿病のリスクを高めることはよく知られています。

また、高齢者においては、噛めないことによる誤嚥性肺炎の問題や、オーラルフレイルの問題がクローズアップされてきています。

このようないろいろな問題が不正咬合にはあります。

大事なことはお母さんのお腹にいるときから、子供のときから歯の成長や歯並びについて正しい知識を持つことが、生活習慣をきっちりつけることと同様に大事になります。

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