妊娠中のお母さんの歯について
ブログ2019.11.12
昔は妊娠すると歯が悪くなると決まったように言われていました。その原因は子供にお母さんの栄養を取られるからということがよく言われていましたよね。
それは基本的に正しくないのです。実は妊娠中は唾液の性状が変わって、口の中の事情性が悪くなり、食べかすが残りやすくなります。
その上、つわりなどがあると、吐いたり、よく言われる酸っぱいものを好むなど、口の中が酸性に傾きやすくなります。その上歯ブラシを口の中に入れるだけで気持ちが悪くなるなどの悪条件が重なり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
また、食生活も不規則になるので、歯みがきの時間もルーズになる傾向があります。
どうしてもこれは仕方がないことなのですが、食べたら磨くということが一つ原則となります。
どうしても出来ないときは最低限水でもいいので、口をすすぐことをしてください。
それと大事なことは歯医者で定期的な検診を受けることが理想で、妊娠中の歯ぐきと虫歯と歯周病の管理をやってもらうことです。
安定期に入れば、問題があれば普通に治療等もできますので、妊娠しているからといって治療が出来ないということはありません。
ですので、これを参考にして、ご自身の口の中の意識を高めていただければ幸いです。