こあら通信

こあら通信 Vol.20

乳歯列の正常度 No.3

歯並びは、乳歯列から健康できれいな歯並びの永久歯列に移行することが大事です。

そのためにはそれぞれ乳歯列と永久歯列の正常な歯並びを理解することが大事です。

乳歯列の正常像を理解していると、歯列不正があったときにすぐに気づいて、咬合誘導や矯正によって是正し、正常な永久歯列に誘導することができます。

では、正常な乳歯列とはどういうものでしょうか。

1)正中(上下の前歯の真ん中)が一致する。

2)乳歯の場合は多くないが被蓋(重なり)がある。

3)歯と歯の間に隙間がある。

4)ちゃんと噛んでる。

乳歯の場合は、スキッ歯に見えて、虫歯がなくて、真ん中が一致していて、ちゃんと噛んでれば良い。

正常な永久歯列とは。

1)正中が一致する。

2)被蓋関係(正面から見て前歯の上下の重なり)が正常

3)噛む面(上)から見てきれいなアーチ(馬蹄形)をしている。

4)上から見て歯の咬耗(磨耗)が少ない

5)上下奥歯の関係が横から見ると1歯対2歯の関係

以下6)と7)は専門的な話になるので、サラッと流してください。

6)専門的になりますが、犬歯・小臼歯にガイドがある

7)専門的になりますが、臼歯部がⅠ級関係

要は見た目が健康的できれいな歯です。人口的に造るケースも上記のことを目標として造ります。

こういうことを少し頭に入れておくと、子供の歯、ご自身の歯の見方が少し変わると思います。

次回は不正咬合とはどういうものかお話しします。

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